Vol.32この仕事の意味を、九段会館テラスで見つめ直した日
先日、キャリアをつくる学校の事業編として、断熱リフォームの匠の勉強会を開催しました。
会場は九段会館テラス。
外観には昔からの趣があり、建物の中に入ると内装がとても綺麗でした。
会場の扉はとても重厚で、開けるときの重さからも防音や気密の高さを感じます。
古い建物を壊すのではなく、今ある価値を活かしながら、現代の技術で長く使い続ける。
そんな思想が、断熱リフォームの匠の仕事にも重なるように感じ、この会場を選びました。

キャリアをつくる学校としての勉強会です。
もちろん、ただ断熱の知識を深めるだけの時間ではありません。
経営視点で事業のことを見つめ直したり、他部署の仕事を追体験したり。
そんな内容を企画しました。

午前中は私、野田が講師を担当しました。
じつは、断熱リフォームは単なる「住まいの快適向上」ではなく、国のエネルギー政策と密接な関係があります。
7月の骨太の方針にも記載されている、2050年カーボンニュートラルの推進には、住宅の断熱改修がなければ達成不可能という計算が国の前提になっているのです。
そういった、社会貢献性の高い事業で、その一役を担う仕事に関わることができていることは、私たちにとっても大変な誇りです。

休憩時間の会話ですが、他部署ならではの視点や気づきがありました。
今回は、ホームインスペクションのメンバーにも声をかけました。
彼は建物の診断を行う仕事柄、九段会館という建物に興味があり、過去に入り口までは見学をしたことがあったそうです。
この機会に建物の中を見て回ることができて、とても嬉しそうでした。
面白かったのは、毎日のように建物を検査していると、そんな見方や想像をするんだと知れたことです。

午後は、Webサイトを通じてお客様に情報を届ける仕事を疑似体験しました。
どれだけ社会に必要とされるサービスでも、どれだけ品質を磨いても、寒さ暑さに悩むお客様に届かなければ意味がありません。
どんな情報が求められるのか。
どんな言葉なら、お客様の不安に寄り添うことができるのか。
そうしたWebマーケティングの仕事を経験する時間は、メンバーの日常業務にもプラスになったはずです。

いつもの仕事を、いつもと違う環境で見つめ直す。
それだけで、仕事の見え方は必ず変わります。
キャリアをつくる学校の事業編は、知識を増やすだけの時間ではありません。
あるメンバーは、
「われわれ事業者がいかに、お客様視点で物事を考えていないかに驚いた。どうしたら、お客様の視点で考えられるのか知りたい。」と発言しました。
でも、そう認識した時点で、出来るようになると私は思うんです。
「こうなりたい。」
誰かに言われてではなく、自分自身でそう思うことが全ての始まりです。

参加したメンバー達にとっても、断熱リフォームという事業や、自分たちの仕事の意味が少し違って見える時間になっていたらうれしいです。
前向きに、真面目に仕事のことを議論するメンバー達の姿を見て、こういう時間をこれからも続けていきたいと思いました。
最後に、メンバーの皆さんへ。
この仕事を日々支えてくれていることに心から感謝しています。
いつも断熱リフォームの匠に向き合ってくれて、本当にありがとうございます。
キャリアをつくる学校
野田恒徳