Vol.22社内報から社員ブログ、そしてnote講座へ。発信する企業文化が育つ効果とは
キャリアをつくる学校を企画・運営している野田です。
キャリアをつくる学校でnote講座を開催したときのことです。
参加したメンバーが、実名と匿名のどちらで発信するのか確認すると、全員が匿名を選びました。
やっぱり、そういうものなんだな。
うちの会社では、もう長いこと社内報や社員ブログを続けています。
社員の日常や趣味まで、結構いろいろなことを発信しているんです。
それでも、自分の名前で発信するとなると、また話は別なんですよね。
考えてみれば、会社のブログに協力することと、自分の名前で何かを発信し続けることは、まったく違います。
ただ、このnote講座がきっかけで、これまで会社で続けてきた発信について、改めて考えるようになりました。
振り返ってみると、ずいぶん長いことやってきましたし、思いがけないところで役に立っていることもあります。
今回は、そんな話を書いてみようと思います。

社内報から社員ブログへ。長年続けてきた発信
テオリアでは、かなり昔から社内報を続けています。
社外向けのブログ「テオログ」でも、仕事に関することだけでなく、社員の日常や趣味、社内での出来事などを紹介してきました。
テオログは今ではある意味、採用ブログのような立ち位置になってます。
もちろん、最初から採用に役立てようとか、発信する文化をつくろうとか、考えていたわけではありません。
もともとは、一人の社員が事業発展のために、取引会社さんに親近感をもってもらおうと始めたものでした。
社内報やテオログを続けてきて感じるのは、テオリアで働く人って色々な一面があるってことです。
同じ会社で働いていても、ちょっと席が離れているだけで、普段はあまり話す機会がなくて、知らないことって結構あるんですよね。
そんな人たちの仕事以外の一面が見えるのは、結構面白かったりします。
「あの人、こんなとこ行ったんだ。ちょっとどうだったか聞いてみよう。」なんて。
あと、意外と社外向けでも、じつは社内の人たちに対して伝えたいって気持ちが文章に溢れてたりするんですよね。
「これ、好きなんだよね」って感じで。
社内報やブログには、そんな楽しさもあると思っています。
もっとも、会社の中のことを発信するのは、自分一人ではできません。
写真を撮らせてくれる人がいて、取材に応じてくれる人がいて、記事に協力してくれる人がいる。
そういうメンバーに助けてもらいながら、少しずつ続けてきました。
気づけば、社員のことを発信するのが、それほど特別ではない会社になっていたのかもしれません。
そして今では、その積み重ねが意外なところにつながっていることを感じています。

社員ブログが、面接前の不安を減らしているのかもしれない
特に最近は、会社の雰囲気や人間関係について、慎重に確認している人が増えたように感じます。
考えてみれば、知らない会社の面接を受けるのは、結構勇気がいることですよね。
求人票を読めば仕事内容や給与は分かります。
でも、実際にどんな人が働いていて、どんな雰囲気の会社なのかまでは、なかなか分かりません。
その点、テオログは少し役に立っているのかもしれません。
社員の日常や趣味、社内での出来事を見て、なんとなく会社の雰囲気を知ってもらう。
面接では、ブログに登場した社員の話になることもあります。
会社説明会や一次面接に来てもらうまでのハードルを、少し下げてくれているのではないか。
最近は、そんなふうに感じています。
もちろん、ブログを読んだからといって、会社のすべてが分かるわけではありません。
でも、まったく知らない会社に行くよりは、少しでも親しみを感じてもらえた方がいいですよね。

発信を見て入社した人が、今度は会社の雰囲気をつくってくれる
もう一つ、長年発信を続けてきて感じることがあります。
テオログを見て入社してくれた人たちには、写真撮影や記事づくりにも、協力してくれる人が多い気がします。
社内イベントや社員同士の交流にも、前向きに参加してくれるというのも特徴かもしれません。
もちろん、全員がそういうタイプというわけではありません。
ただ、もともとブログで社員の様子を見て、会社の雰囲気に興味を持ってくれた人たちです。
そういった雰囲気が好きで入社した人だから、ポジティブに受け取ってくれる傾向にある気がします。
振り返ってみると、会社の雰囲気を発信していたら、今度はその雰囲気を一緒につくってくれる人たちが入社してきた。
そんなことが起きている気がします。
発信を見て入社した人が、今度はブログに登場する。
その記事を見て、また別の人が会社に興味を持ってくれる。
最初からそんなことを計画していたわけではありませんが、長く続けてきたことで、少しずつそういう循環ができてきたのかもしれません。

note講座で気づいた、発信することへの距離感
冒頭のnote講座の話に戻ります。
社員ブログへの協力には慣れていても、いざ自分の名前で発信するとなると、全員が匿名を選んだ。
これは、私にとっても考えるきっかけになりました。
私自身は、仕事や新規事業について発信してきたことで、取材や相談を受けたり、転職のオファーなんて思いがけない機会をいただくことがありました。
とはいえ、ほかの人にも実名で発信した方がいいとは言えません。
写真に写ることが平気な人もいれば、苦手な人もいますからね。
自分の考えを文章にするのは好きでも、誰が読むか分からない場所に公開するのは抵抗があるのは理解できます。
会社の情報発信には、公開してはいけない情報や、本人への配慮が必要なこともあります。
そのあたりは慎重に考えながら、協力してくれるメンバーにお願いしてきました。
発信する文化があることと、誰もが発信しなければならないことは、まったく別の話です。
キャリアをつくる学校でも、まずは文章を書くことや、自分の考えを言葉にする楽しさを知ってもらえれば、それでいいと思っています。
その先で、誰かが自分でも発信してみたいと思ったら、また新しい可能性が広がるかもしれません。

発信する文化は、いつの間にか育っていた
今回、改めて振り返ってみると、社内報やテオログを長年続けてこられたのは、協力してくれるメンバーがいたからなんですよね。
いまでも立派な広報体制があったり、全員が積極的に発信してくれるわけではありません。
それでも続けているうちに、会社の中に発信することへの抵抗が少ない雰囲気が、少しずつできてきたように感じます。
そして今では、キャリアをつくる学校で、自分自身の言葉で発信することまで学ぶようになりました。
社内報から社員ブログ、そしてnote講座へ。
これからも、協力してくれる仲間たちと、仕事や学び、日常の出来事を無理のない範囲で伝えていけたらと思っています。
すっかり忘れていましたが、Youtubeでも社員が顔出しして発信していました。
動画制作して起きた出来事は、また違う機会に。
ここまで読んでくださったこと、ちゃんとありがたく思っています。また書きます。
この記事を書いた人
野田恒徳|キャリアをつくる学校 企画・運営
株式会社テオリアハウスクリニックで、新規事業・Webマーケティング・人材開発などの企画に携わる。現場・営業を経験した後、社内で複数の新規事業を立ち上げる。自身が学ぶことで仕事や役割を広げてきた経験から、社員が今の仕事だけにとらわれず、自分の可能性を広げられる場として「キャリアをつくる学校」を企画・運営している。