Vol.18キャリアを築く人が身につけている相手視点
あるコンサルティング会社さんから聞いた話です。
地方の国道沿いにある、普通のラーメン屋さん。
近くに有名なラーメンチェーン店がオープンしてから、売り上げが激減し、経営に行き詰まっていました。

そこで、このコンサルタントはたった一つのことを提案しました。
看板の表示を変えることでした。
ただの「ラーメン〇〇」という店名だった看板を、
「元祖〇〇ラーメン(地名)」という表記に変更。
地元の人や通りがかりの観光客にとって、
「ここでしか食べられない地域の名物」と印象づけたのです。
そう、看板を変えただけで、このラーメン屋さんは繁盛店になりました。
キャリアとは選ばれる人材になること
お客さまの立場に立って考える。
頭ではわかっていても、気づけば自分の都合や立場で考えてしまいがちです。
「本当にいい商品なんです」
その気持ちは大切ですが、それは売り手側の視点だったりします。

キャリアも、そういった視点が必要かもしません。
キャリアを築くとは、選ばれる人材になること。
やりたいことをやっているだけでは選ばれる人材には近づけません。
世の中(相手)にとって価値ある存在であることが求められるのです。
あのラーメン屋さんのように、相手から見える自分という視点では、あなたはどう見えているでしょうか。
キャリアをつくる学校で、やりたいことを学ぶだけでなく、選ばれるためにはどうしたらいいかを一緒に考えてみませんか。
それでは、また。
キャリアをつくる学校
野田恒徳