Vol.09学べて無料って、そんな会社ある?
野田です。
キャリアをつくる学校のサイトを見た外部の方から、さまざまな反応をいただいています。
これまで関わりのなかった企業の方からも「ぜひお話しを聞かせてください」と連絡をいただいたり。
キャリアをつくる学校に興味を持っていただけて、本当にありがたいことです。
なかでも、よく聞かれるのは「社員さんって無料なんですよね?」という声。
社外の方はちょっと驚かれるようです。
社内教育だから当たり前なんですけどね。

注目される理由は「サイトの空気感?」
なぜ、関心を持たれるのか?
理由はわかりませんが、「Webサイトから伝わる雰囲気」は一つの要素かもしれません。
じつは、サイト制作は相当にこだわり、時間もかかりました。
デザイン会社さんには何度も修正をお願いしたので、きっと面倒なクライアントだったと思います。
もちろん、事前にキャリアをつくる学校のコンセプトを共有しました。
でも、提案されたサイトは、「社員が成長して、会社が良くなる」というストーリーだったんです。
私はこの制度を100%社員のためのものにしたいと考えていました。
だから理解していただくまで、この制度にかける想いを伝えつづけたんです。

写真も、言葉も、空気感も。こだわりました
今回のWebサイトでは、過去つくってきたような、社員の写真を使うのはやめました。
理由は、見る人が“自分の未来”を重ねられるようにしたかったからです。
学ぶ姿勢や可能性の広がりを感じてもらえるような写真を選ぶため、事前にイメージを共有し、細かく打ち合わせを重ねて決めました。
言葉づかいや余白の出し方にも、同じようにこだわりました。
デザインのプロの方からすれば、迷惑だったと思います。
でも、制作していただいた担当の方は本当に良い方で、最後までこちらの意図を汲んでいただけました。
このサイトは、
自分が若い当時にあったら、「ぜひ、やってみたい」
そう思えるような世界観をつくることを目指しました。

強く打ち出さなくても、伝わるものがある
ありがたいことに、「サイトから空気感が伝わってきますね」と言ってくださる方もいました。
制度の説明よりも、「私がどんな姿勢で社員に向き合いたいか」が伝わってくるそうです。
何かを声高に主張したというより、徹底してブレずにつくったこと自体がメッセージになっているのだと思います。
「社員じゃなくても参加させてもらえませんか?」
そう言ってくれたのは嬉しかったですね。
もちろん、丁重にお断りさせていただきました。