
会社の未来を見据え、新規事業や人が育つ風土づくりに挑戦。
試行錯誤の中で得た実践知をもとに、社員一人ひとりが成長できる環境を整えてきました。これからも、前例にとらわれず、学びを力に変えながら、
新たな道を切り拓いていきます。
経営企画部 野田 恒徳さん
「白蟻専科」「キャリアをつくる学校」の企画運営を推進。

野田さんが新規事業開発を行うに至った経緯を教えてください。
現場作業をしている若い頃から、シロアリ防除の1事業だけだと、もしもの時に不安だなと考えていました。だから会社の未来を見据えて、事業の多角化に踏み切ったんです。それに、みんなにも多くの経験を積んでもらって、成長のチャンスを増やしたいと思って。会社の発展にはチャレンジできる風土が大切です。ただ、新規事業をやると言っても、どうしたらいいのか悩みました。他社事例の書籍を読み漁ったり、勉強会に参加したり、ときには成功している社長さんに直接話を聞いたりしながら、手探りで進めてきた感じです。

新規事業開発以外に、どんなことをされてきましたか?
社員のための研修施設を開設したら、珍しいってことで新聞社が取材に来てくれたんですよね。コーポレートブランディングにも力を入れて、社員のモチベーションが上がり、採用にもいい影響があって、大手企業が視察に来るくらい注目されるようになりました。あとは、Webマーケティングやブランドを強化してBtoCの集客を進めたら、「断熱リフォームの匠」が好評で、気づけば訪問まで2週間以上お待ちいただくほどの状況になっていました。

キャリアをつくる学校を開校した理由と今後の展開を教えてください。
「キャリアをつくる学校」を開校したのは、社員が楽しみながら活躍できる力を身につけられたら最高だよなと思ったからです。一般的な企業研修は「やらされてる感」が強く、受け身になりがちです。でも、自分が学びたいと思い、学ぶことを選択したなら、本当に意味のある学びになると思うんですよね。私は、これまで新規事業を手がける中で、ブランディング、マーケティング、事業戦略、プロジェクトマネジメントの重要性を実感してきました。たとえば、こうしたノウハウはどこでも通用するスキルです。「キャリアをつくる学校」では、実践的な学びを提供し、社員一人ひとりが自分の未来を切り拓ける環境を目指しています。また、常識にとらわれず、茶道やゲームなど意外なものも取り入れていきたいですね。何が将来役立つかは誰にもわかりませんから。
